耳鳴りの重症度と関連する一塩基多型を発見

 日本人の約15%が自覚しているとされる耳鳴りは、時として強い苦痛を伴い日常生活に影響を及ぼす。耳鳴りの原因は不明だが、悪化要因としては睡眠障害、うつ、不安などが挙げられている。慶應義塾大学耳鼻咽喉科学教室の渡部高久氏らは耳鳴り患者を対象に検討を行い、重症化と関連する遺伝子の一塩基多型(SNP)を発見したとSci Rep2020; 10: 13023)に報告した。