眼鏡で新型コロナ感染を抑制!?

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界に拡大する過程で、飛沫・接触感染に加え眼の粘膜を介した感染経路が指摘されている。中国では近視の割合が高く、眼鏡の装用は一般的だが、昨年(2019年)12月に武漢市でCOVID-19が発生以降も眼鏡を着用したCOVID-19入院患者はほとんどいないという。同国Second Affiliated Hospital of Nanchang UniversityのYiping Wei氏らは、眼鏡装用とCOVID-19の関連性をコホート研究で検討。一般集団に比べ眼鏡を着用した人は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染への感受性が低い可能性があるとの結果をJAMA Ophthalmol2020年9月16日オンライン版)に報告した。