心筋梗塞後の性行為、早期再開で予後向上か

 性行為と心筋梗塞(MI)の関係についてはさまざまな研究結果が報告されているが、MI発症後に性行為の再開を躊躇する患者は少なくない。こうした中、MI後早期の性行為再開が長期予後の向上に関連していたとする研究結果が明らかになった。MI発症から3~6カ月後の性行為の頻度が発症前より増加または変化しなかった群では、頻度が減少した群と比べて全死亡リスクが35%低いことが示された。イスラエル・Tel Aviv UniversityのYariv Gerber氏らがEur J Prev Cardiol(2020年9月22日オンライン版)に発表した。