赤外線レーザー治療が外傷性脳損傷に有効

 米・Massachusetts General HospitalのMaria G.F. Longo氏らは、外傷性脳損傷(TBI)患者68例を対象に経頭蓋低出力近赤外線レーザー照射療法(LLLT)の有効性と安全性を検討する単施設の二重盲検プラセボ対照並行群間ランダム化比較試験(RCT)を実施。有害事象の発現はなく、脳で測定可能な治療効果が認められたとJAMA Netw Open2020; 3: e2017337)に発表した。TBIに対するLLLTによる有効性について、さらに大規模なRCTの実施が期待されるとしている。