トキソプラズマ症と精神疾患との関連は?

 ヒトや動物にトキソプラズマ原虫が寄生することで知られるトキソプラズマ症。国によっては人口の60%以上、あるいは世界人口の3割が感染していると推定されるほど、ありふれた感染症だ。以前から精神疾患の原因の1つと指摘されていることから、ブラジル・Universidade Federal da BahiaのSantiago M. Fernandes氏らは、トキソプラズマ症とうつ病、双極性障害、統合失調症との関連についてシステマチックレビューを行い、結果をBraz J Psychiatry2020年9月18日オンライン版)に報告した。