慢性骨盤痛にガバペンチンは効果なし

 慢性骨盤痛の女性患者を対象に、慢性疼痛に対して広く使用されているガバペンチンの安全性と有効性を検討した英国の多施設共同プラセボ対照ランダム化比較試験GaPP2の結果が明らかになった。同試験では、女性の慢性骨盤痛に対するガバペンチンの有効性に両群で有意差は認められず、副作用の発生率はガバペンチン群で高いことが示された。英・University of EdinburghのAndrew W. Horne氏らがLancet2020; 396: 909-917)に結果を報告した。