糖尿病治療のGame Changer現る

 現代の日本において、糖尿病発症率は40~50歳代で急激に上昇し、70歳代では6~9%とされる。また、これまでの研究から心不全と糖尿病は密接に関係していること、慢性腎臓病(CKD)と心不全の合併症が全死亡の増加と関連することも分かっている。群馬大学大学院循環器内科学教授の倉林正彦氏は、糖尿病に対するSGLT2阻害薬を用いた治療戦略について第54回糖尿病学の進歩(9月2~23日、ウェブ開催)で発表した。