特定健診に心血管リスク低減効果なし

 京都大学人間健康科学系専攻医療検査展開学講座特定准教授の福間真悟氏らは、大規模な健診データを用いて特定健診(メタボ健診)における特定保健指導制度の効果を検討し、「特定健診・保健指導は肥満の一時的で軽度の改善にはつながったが、心血管リスクの改善は認められなかった」とJAMA Intern Med(2020年10月5日オンライン版)に報告した。同氏らは、制度の見直しが必要としている。