PSMA-PET/CTで未知の臓器を発見

 前立腺がん治療において、前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的とした画像診断・治療の有用性が期待されている(関連記事「【解説】PSMA-PET/CTは従来の画像診断よりも有用」、「【解説】前立腺がんPSMA標的療法、初のRCTで有望」)。オランダの研究チームは、PSMAを用いたPET/CTにより鼻咽頭の両側に肉眼的に観察できる新たな臓器が見つかったことをRadiother Oncol2020年9月23日オンライン版)に報告した。この臓器は「tubarial glands」と命名するよう提案され、頭頸部がん放射線療法の副作用である口腔乾燥症、嚥下障害と関連するという。