インフルワクチンの副反応疑い報告をまとめ

 厚生労働省は、2019年10月1日~20年4月30日(以下、2019年シーズン)に報告されたインフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告の状況をまとめ、今月(2020年10月)、公式サイトに発表した。2019年シーズンにおいて、ワクチン接種との因果関係が否定できないギラン・バレー症候群、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)が報告された。しかし、その他の症例も含め「ワクチンの安全性に新たな懸念は認められない」と結論。添付文書の改訂は行わず、動向を注視していくとしている。