超高齢AF患者に低用量エドキサバンが有効

 出血への懸念から経口抗凝固薬の標準用量投与が困難と判断された超高齢心房細動患者(AF)に対し、エドキサバンの低用量投与における有効性が明らかになった。済生会熊本病院循環器内科不整脈先端治療部門最高技術顧問の奥村謙氏らが、80歳以上の日本人非弁膜症性AF(NVAF)患者984例を対象とした第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験ELDERCARE-AFの結果をN Engl J Med(2020; 383: 1735-1745)に報告。同薬が脳卒中や全身性塞栓症のリスクを有意に下げたことを明らかにした。