コロナ禍でもがん検診を

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、さまざまなところに大きな影響を及ぼしているが、がん手術も例外ではない。群馬大学大学院総合外科学講座肝胆膵外科教授の調憲氏は、第58回日本癌治療学会(10月22~24日、ウェブ併催)で、2件のアンケート結果から、COVID-19の流行に伴い国内のがん手術件数が減少していることを報告。多くの本来は助かる命が、手遅れになってしまっている可能性を危惧し、減少の要因とみられる受診抑制緩和の重要性を指摘した。