50歳代男性の自殺企図、テストステロンの影響は?

 厚生労働省の『2020年版自殺対策白書』によると、2018年の自殺者数は2万169人で、男性が1万4,078人と7割程度を占めている。また「令和元年中における自殺の状況」の年齢階級別自殺死亡率を見ると、50歳代が唯一20%を超え最も高い。こうした背景の下、関西医科大学精神神経科学講座診療講師の織田裕行氏は、総テストステロン値と自殺企図の関連性を検討。結果を第20回日本Men's Health医学会(10月9~10日、ウェブ開催)で報告した。