前立腺肥大症のレーザー治療、性機能への影響は

 前立腺肥大症に対する治療法の1つに、ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)がある。内視鏡を用いてレーザーで腺腫を照射する低侵襲性の治療法で、日本では2011年に保険適用となった。HoLEP施行後の性機能変化に関しては術前の状態を維持、または下部尿路症状(LUTS)の回復に伴い改善されるといわれる。浜松医科大学泌尿器科学講座の渡邉弘充氏は、同大学病院のHoLEP施行患者を対象に術後の性機能および健康関連QOLを検討し、第20回日本Men's Health医学会(10月9~10日、ウェブ開催)で報告した。