ドライアイ治療は病態に応じた選択が鍵

 杏林大学眼科学教室教授の山田昌和氏は、第74回日本臨床眼科学会(2020年11月5~25日)で、診療ガイドライン(GL)に基づくドライアイ治療について解説した。昨年(2019年)5月にドライアイ診療GLが公開されたが、病態に合わせた薬剤選択などは、実臨床に生かすには不十分と指摘。そのため、「GLだけでなく病態に基づく治療法の考え方である『眼表面の層別化治療』(TFOT)を加味することが重要」と強調した。