第30回日本乳癌検診学会と乳がん検診の現状

 今年(2020年)の学会学術総会は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行拡大の影響を受け、会期の延期や中止、完全ウェブ開催への切り替え、さらには実地とウェブのハイブリッド形式など、さまざまな開催形式で行われている。第30回日本乳癌検診学会は、当初から11月22~23日に仙台の開催を予定しており、ぎりぎりまで実地開催を模索したものの、結果的にハイブリッド形式となった。実地開催は既に終了したものの、一般演題・ポスターセッションについては12月31日までウェブ開催しており、さらに主要なセッションは12月1~31日にオンデマンド配信される予定となっている。オンライン参加も12月25日まで受け付けている。そこで同学術総会会長で岩手県立中央病院乳腺・内分泌外科の大貫幸二氏に、今回ハイブリッド形式に至った経緯をはじめ、最近の乳がん検診で議論になっているトピックス、COVID-19流行拡大が乳がん検診に及ぼす影響などについて聞いた。