新手法で食物アレルゲン測定を大幅に効率化

 食物アレルギーの予防にはアレルゲンの摂取を回避することが有効だが、食物アレルゲンの測定で一般的に用いられる酵素結合免疫吸着測定法(ELISA法)は1種類ずつしか測定できず非効率的であった。そこで熊本大学大学院生命科学研究部の増田豪氏らは、蛋白質の質量分析を効率化する相間移動溶解剤を用いたショットガンプロテオミクスアプローチ(PTS法)を開発。同法が食物中アレルゲン測定の飛躍的な効率化に寄与することをプレスリリースで発表した。