ビタミンDで進行がん発症リスクが低下

 近年、ビタミンD摂取とがんの関連性についての検討が幾つか報告されているが、一般人を対象とした大規模な検討はあまりない。米・Harvard Medical SchoolのPaulette D. Chandler氏らは、米国の一般人2万5,871人を対象に高用量のビタミンD3、ω-3脂肪酸摂取による全てのタイプの浸潤性がん、および主要心血管疾患の予防効果を検証した大規模ランダム化比較試験VITALの二次解析結果をJAMA Netw Open(2020; 3: e2025850)に報告。ビタミンD摂取により進行性がんの発症リスクが低下する可能性を示した。