EGFR-TKI単剤はオシメルチニブ一択でよいのか?

 上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)の治療においては、単剤、併用療法いずれも治療選択肢が急激に広がりつつある。神戸低侵襲がん医療センター(神戸市)呼吸器腫瘍内科部長の秦明登氏は、EGFR変異陽性NSCLC患者に対する「ベストシークエンス」について、EGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)単剤治療に絞った戦略を第61回日本肺癌学会(11月12〜14日、ウェブ併催)で論じ、第二世代EGFR-TKI→第三世代EGFR-TKIの治療戦略による長期生存の可能性を示した。