コロナとギラン・バレー症候群の関連に結論

 ギラン・バレー症候群(GBS)は、上気道あるいは消化器のウイルス感染に伴い手足の筋力低下や四肢麻痺、脳神経障害などを呈する神経疾患である。原因となる感染症は明確に特定されていないが、中南米におけるジカウイルス感染症の蔓延後に多数のGBS発症が報告されたことから、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との関連が懸念されていた。そこで、英・University College LondonのStephen Keddie氏らは、GBSとCOVID-19の関連を調査。「COVID-19とGBS発症に関連性は認められなかった」とBrain(2020年12月14日オンライン版)で報告した。