コロナ禍でED患者が増加

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、外来診療に大きな影響をもたらした。感染リスクを減らすために多くの施設で定期受診が延期されたり、対面診療の代わりにオンライン診療が導入されたりした。また、患者の受診控えも広がった。これらのことは泌尿器科も例外ではない。トルコ・Samsun Training and Research Hospital泌尿器科のMesut B. Duran氏らは、COVID-19の流行で泌尿器専門外来クリニックを訪れた男性患者にどのような変化が見られたかを後ろ向きに調査。COVID-19流行前に比べ、パンデミック期に勃起障害(ED)患者の有意な増加が見られたことをSex Med2020年12月7日オンライン版)に報告した。