術後パルボシクリブの上乗せ効果認められず
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転移性乳がん患者におけるCDK4/6阻害薬パルボシクリブと内分泌療法の併用は、無増悪生存期間(PFS)や全生存期間(OS)を改善するとの報告があるものの、パルボシクリブが術前補助化学療法後の再発を抑制するか否かについては明らかになっていない。ドイツ・German Breast GroupのSibylle Loibl氏らは、術前化学療法後の再発リスクが高いホルモン受容体陽性HER2陰性早期乳がんを対象に、術後療法における内分泌療法へのパルボシクリブの上乗せ効果を検証した第Ⅲ相プラセボ対照ランダム化比較試験PENELOPE-Bを実施。その結果、主要評価項目が達成できなかったことを第43回サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS 2020、12月8~11日、ウェブ開催)で報告した。