グローバルレベルの感染症コントロール
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世界保健機関(WHO)は1988年に世界ポリオ根絶計画を開始し、野生株ポリオウイルス(WPV)は根絶間近となったが、新たに発生したワクチン由来ポリオウイルス(VDPV)の伝播が続いている。国立感染症研究所名誉所員の宮村達男氏は、世界ポリオ根絶計画の歩みと今後の展望について、コロナ禍による影響も交えて第61回日本臨床ウイルス学会(2020年10月2〜31日、ウェブ開催)で解説した。VDPV抑制のための新たなワクチン開発も進められているという。(関連記事「ポリオ根絶に立ちはだかる新たな課題」)