コロナ軽・中等症でも抗凝固療法を視野に

 厚生労働省の血液凝固異常症等に関する研究班、日本血栓止血学会、日本動脈硬化学会は合同で行った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連血栓症に関するアンケートの結果を昨日(12月23日)開催したウェブセミナーで説明するとともに、重症例だけでなく軽・中等症例でも必要に応じて抗凝固療法の実施を推奨するなど新たな提言を発表した。アンケートでは重症例の血栓症リスクは軽・中等症例の22倍に上り、血栓症合併例の76%超は抗凝固療法を実施されていなかったことが明らかとなった。(関連記事「コロナの回復期でも血栓症、油断せず予防を」)。