どうする?進行性CKD患者へのRAS阻害薬

 慢性腎臓病(CKD)患者にレニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬を投与すると、病態が進展し腎代替療法の導入を早めるリスクが高まることから、投与を中止する場合がある。しかし、RAS阻害薬の投与中止により心血管イベントおよび5年以内の全死亡リスクの上昇を招くことが、オランダ・Leiden UniversityのEdouard L. Fu氏らが実施した1万例超対象の観察研究で明らかになった。詳細はJ Am Soc Nephrol2020年12月28日オンライン版)に掲載された。