高齢心不全患者の8割が呈する症候群

 循環器疾患に対する治療の進歩や日本社会の高齢化により急増している高齢心不全患者では、フレイルやサルコペニア、カヘキシア(悪液質)を伴うことが多い。藤田医科大学ばんたね病院リハビリテーション部の伊藤貴史氏らは第56回日本循環器病予防学会(2020年12月1~21日、ウェブ開催)で、高齢心不全患者におけるこれら3つの症候群の保有率に関する調査結果を報告。いずれか1つ以上を有する高齢心不全患者は8割に上ることを明らかにした。