新型コロナによる川崎病患児の増加見られず

 欧米では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴い川崎病患者数の増加や川崎病に類似した症状を伴う重症COVID-19小児症例が報告されていたが、わが国における実態は明らかでなかった。日本川崎病学会(会長=東邦大学教授・高橋啓氏)は同学会運営委員所属施設を対象に川崎病患者数と川崎病患者に対する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査の実施状況などについて調査。その結果、SARS-CoV-2による川崎病患者数の増加は見られなかったと公式サイトで発表した。