新型コロナ患者への"罰"に反対

 日本医学会連合は1月14日、政府により検討されている感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)などの改正案に関する緊急声明を発表した。声明では、改正案に含まれる「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者・新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者が入院措置に反したり、積極的疫学調査・検査を拒否したりした場合などには刑事罰や罰則を科す」との内容に対し、「国民に恐怖や不安・差別を惹起し、結果的に感染の抑止が困難になりうる」として反対の意を表明している。