新型コロナ第二波で自殺率上昇

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期における自殺傾向が明らかになった。東京都健康長寿医療センター研究所の岡本翔平氏らは、厚生労働省のデータを基に準実験デザインでCOVID-19流行下の自殺動向を分析。日本で感染の第二波が発生した2020年7〜10月の自殺率は、 2016~19年の同期間に比べ16%上昇し、特に女性や小児、青年で上昇幅が顕著であったと報告した。研究の詳細は、Nat Hum Behav2021年1月15日オンライン版)に掲載されている。