酸素療法、低目標値でも死亡率改善せず

 デンマーク・Aalborg University HospitalのOlav L. Schjørring氏らは、集中治療室(ICU)で酸素投与を受けている急性低酸素性呼吸不全(AHRF)の患者2,928例を対象に、動脈血酸素分圧(PaO2)目標値の高低による効果の違いを検討した。その結果、PaO2目標値を60mmHgに緩和しても、90mmHgの場合と比べて90日死亡率は改善しなかったとN Engl J Med2021年1月20日オンライン版)に発表した。