コロナ流行拡大で糖尿病治療実施数が減少

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行拡大は、COVID-19以外の疾患患者に対する医療提供体制や患者自身の受診行動に影響を及ぼしている。一方、糖尿病に対する検査やケアの実施数がどの程度減少したのかは明らかになっていない。東京大学公衆衛生学教室などの研究グループがCOVID-19流行拡大前後の糖尿病患者に対する検査とケアの実施数を比較したところ、流行拡大後にHbA1c検査実施数が15.2%減少するなど、流行拡大前に比べ有意に減少していたことが明らかになった。詳細はJ Gen InternMed(1月21日オンライン版)に掲載された。