網膜症AI:写らない範囲も推測して診断

 画像を用いた診断支援人工知能(AI)の開発が各領域で行われ、中でも糖尿病網膜症は臨床応用が進む疾患の1つである。自治医科大学眼科学講座准教授の髙橋秀徳氏は健康診断で撮影された眼底写真から、画像の範囲外である周辺部までを含めて糖尿病網膜症の診断を行い、病期分類を可能とする AIシステムを構築。第26回日本糖尿病眼学会・第35回日本糖尿病合併症学会(2020年12月7〜21日、ウェブ開催)合同シンポジウムで開発したAIを紹介し、今後の展望について述べた。