前立腺がん監視療法で過剰治療を防げ!
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前立腺特異抗原(PSA)検査が広く行われるようになり、前立腺がんの早期発見と治療が可能となった。一方、不必要な生検が増え、生涯無症状で命に関わらない前立腺がんが発見、治療される事態が生じている。こうした過剰治療を防ぐ有用な方法として、早期前立腺がんに対する積極的監視療法が注目されている。香川大学泌尿器・副腎・腎移植外科教授の杉元幹史氏は第108回日本泌尿器科学会(2020年12月22~24日、ウェブ併催)で、監視療法の現状と課題について最近の知見を提示しながら解説。「前立腺がん監視療法は世界の標準治療となっており、日本でも普及させる必要がある」と強調した。