日本国際賞にがん研究のVogelstein、Weinberg氏

 国際科学技術財団は1月29日にウェブで記者会見を開き、2021年(第37回)日本国際賞の受賞者3人を発表した。今回の受賞分野である「資源、エネルギー、環境、社会基盤」ではオーストラリア・University of New South Wales教授のMartin A. Green氏、「医学、薬学」分野では、米・Massachusetts Institute of Technology教授/Whitehead Institute for Biomedical ResearchのRobert A. Weinberg氏と米・Johns Hopkins University School of Medicine教授のBert Vogelstein氏が選出された。Vogelstein氏とWeinberg氏は、それぞれ独自の研究手法を用いることで「多段階発がんモデル」を提唱し、がん治療に貢献した点などが評価された。