どう鑑別する?褥瘡と感染症

 褥瘡は尿や便などの汚染を受けやすく、おむつなどで覆われて高温多湿になるため、創部および周囲の皮膚に細菌、真菌、ウイルス感染を生じやすく、褥瘡治療には感染管理が重要となる。また、感染症の皮膚症状を褥瘡と間違えるケースも少なくない。群馬大学大学院皮膚科学教授の茂木精一郎氏に、褥瘡に合併する感染症および褥瘡と間違えやすい感染症の診断と治療のポイントについて解説してもらった。