正常圧水頭症、世界をリードする日本の研究
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特発性正常圧水頭症(iNPH)は、脳室が拡大するものの脳脊髄液圧は正常で、認知障害、歩行障害、排尿障害のいわゆる三大徴候を呈し、シャント術により症状が改善することをもって確定診断となる。第35回日本老年精神医学会(2020年12月20〜22日、ウェブ併催)で、高知大学神経精神科学講座教授の數井裕光氏は「『iNPH診療ガイドライン』を作成し、第3版まで刊行している日本はiNPH研究で世界をリードしている」と述べ、日本におけるiNPH研究進展の経緯を紹介した。