新規ADCが進行尿路上皮がんの三次治療で有望
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進行尿路上皮がんに対しては、プラチナ製剤ベースの化学療法および抗PD-1/PD-L1抗体による治療が行われるが、薬剤への耐性獲得や奏効率が低いなどの問題があり、十分な効果が得られない患者も多い。英・Queen Mary University of LondonのThomas Powles氏は、局所進行性または転移性尿路上皮がんの成人患者に対する三次治療における、新規抗体薬物複合体(ADC)enfortumab vedotinの有効性と安全性を検証した国際共同非盲検第Ⅲ相ランダム化比較試験EV-301の結果を米国臨床腫瘍学会泌尿器癌シンポジウム2021(ASCO-GU 2021、2月11~13日、ウェブ開催)で発表。同薬による有望な成績が示されたと報告した。詳細はN Engl J Med( 2021年2月12日オンライン版)に同時掲載された。