ペムブロ単剤の5年全生存率、日本人も良好

 未治療のⅣ期非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する抗PD-1抗体ペムブロリズマブ単剤投与の有効性および安全性をプラチナ製剤ベースの化学療法を対照に検討した国際共同第Ⅲ相非盲検ランダム化比較試験KEYNOTE-024。一次解析において無増悪生存期間(PFS)と全生存期間(OS)の有意な延長が示され、昨年(2020年)の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2020)では開始後5年時にも延長していたことが報告されている。第18回日本臨床腫瘍学会(2月18〜21日、ウェブ開催)で静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科部長の高橋利明氏は、日本人サブセットでも同様の結果が得られたことを発表した。