2大骨粗鬆症治療薬の骨折抑制効果を比較

 骨粗鬆症の薬物治療に関するわが国の医師主導臨床研究JOINT研究(Japanese Osteoporosis Intervention Trial)。骨折リスクが極めて高い骨粗鬆症患者を対象に、週1回テリパラチドとアレンドロネートの骨折抑制効果を比較したJOINT-05について、栄宏会小野病院(兵庫県)骨代謝疾患研究所所長の杉本利嗣氏らが解析した結果、アレンドロネート群に比べて週1回テリパラチド群では椎体骨折の抑制効果が有意に高いことが分かった。なお、JOINT-05の結果をまとめた論文は投稿中である〔第22回日本骨粗鬆症学会・骨粗鬆症至適療法研究会(A-TOP研究会)Annual meeting(2020年10月9~11日)で発表されたJOINT-05の結果に基づいて構成〕。(関連記事「テリパラチド群で疼痛も有意に低減」)

【編集部より】杉本利嗣氏は、昨年(2020年)10月24日に逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。