胃癌治療GL、外科領域の変更点は?

『胃癌治療ガイドライン』が間もなく3年ぶりに改訂され、第6版として発刊予定である。第93回日本胃癌学会(3月3~5日、ウェブ開催)では、獨協医科大学第一外科主任教授の小嶋一幸氏が第6版最終案(以下、第6版)の外科治療における主な変更ポイントを概説した。同氏は昨年(2020年)7月に開催された第92回同学会で第6版の外科領域の概要を報告しており、Medical Tribuneではその内容を「胃癌治療GL第6版、外科治療の推奨」で紹介している。ここでは、昨年の報告時からアップデートがあった部分を中心に紹介する(関連記事:「胃癌治療GL化学療法の改訂ポイントは?」)。