コロナ禍の心の不調は宮城・福島で高率

 東日本大震災から10年。コロナ禍において、被災地住民の心の健康はどうなっているのか。東北大学経済学研究科高齢経済社会研究センター・センター長の吉田浩氏らは、震災から10年を目前に控えた昨年(2020年)12月に、生活および健康に関するアンケートを実施。その結果、コロナ禍にあった昨年、被災地の宮城県と福島県で心の健康に不調を来した人の割合が多く、他者への信頼が希薄である傾向が見られたと、3月12日に同大学の公式サイトで発表した。