マンモ直近2回の非受診で乳がん死大幅上昇

 マンモグラフィによる乳がんスクリーニングの有効性は、実施後早期に現れないものの、長期的にはベネフィットが得られると考えられている。英・Queen Mary University of LondonのStephen W. Duffy氏らは、スウェーデンにおけるマンモグラフィ受診率と乳がんによる死亡率の関係を前向き研究で検証。乳がん診断前直近2回のマンモグラフィ検査を受診しなかった集団では、マンモグラフィ検査を受診した集団と比べて、その後の乳がんによる死亡リスクが大幅に上昇し、直近1回の受診スキップでも乳がん死亡リスクが上昇したとRadiology(2021年3月2日オンライン版)に発表した。