プラスグレルの脳梗塞再発抑制効果を確認

 脳梗塞再発の危険因子を有する血栓性脳梗塞患者を対象とした抗血小板薬プラスグレルの国内第Ⅲ相試験PRASTRO-Ⅲの結果が第46回脳卒中学会(STROKE2021、3月11〜13日、ウェブ併催)で報告された。九州大学大学院病態内科学教授の北園孝成氏は「PRASTRO-Ⅲ試験を含めた国内第Ⅲ相試験によって、プラスグレルの有効性および安全性が示された。プラスグレルは早ければ秋ごろに脳梗塞再発抑制への適応拡大が承認されるのではないか」と述べ、期待を示した。