減量効果がある糖尿病薬は多面的に作用

 日本で肥満症治療薬として承認されているのはマジンドール1剤のみだが、米国ではさまざまな薬剤が使用されている。千葉大学病院糖尿病・代謝・内分泌内科診療講師の越坂理也氏は「糖尿病治療薬であるSGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬には、内臓脂肪の減少や糖脂質代謝改善など、多面的な作用がある」と第41回日本肥満学会/第38回日本肥満症治療学会(3月20~21日、ウェブ併催)で述べた。