新型コロナ、8,600人の肺がん診療を逸失か

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行がいまだ収束しない中、国内では医療体制の逼迫によるがん患者の検診および診療の制限への懸念が高まっている。日本肺癌学会は、COVID-19が肺がん診療に及ぼす影響を検討するために、全国の医療施設に対してアンケートを実施。約8,600人の新規患者が診断と治療の機会を逸した可能性があると、5月1日に同学会公式サイトで報告した。