正常血圧でも降圧薬使用で心血管リスク低下

 英・University of OxfordのKazem Rahimi氏らは、ランダム化比較試験(RCT)48件のメタ解析の結果、血圧が正常の人や心臓発作、脳卒中の既往がない人でも収縮期血圧(SBP)が5mmHg下がると、主要心血管イベント(MACE)リスクが10%低下することが分かったとLancet2021; 397: 1625-1636)で報告した。今回の知見は、心血管リスクがある人では血圧に関係なく降圧薬の使用が選択肢となる可能性を示唆している。