頭痛、失神でコロナ入院死亡リスク低下

 米・University of PittsburghのSherry H.Y. Chou氏らは、同大学などが参加するGlobal Consortium Study of Neurologic Dysfunction in COVID-19(GCS-NeuroCOVID)と、欧州神経学協会(EAN)Neuro-COVID Registry(ENERGY)の2つの研究コンソーシアムが4大陸13カ国において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に伴う神経障害に関する観察研究を実施。その結果、COVID-19入院患者では神経障害の発症率が高く、脳幹反射の異常、昏睡、急性脳症などが院内死亡リスクの上昇に関連していたとJAMA Netw Open2021;4: e2112131)に発表した。一方、患者が自覚症状として申告した頭痛や失神などの神経症状はリスク低下と関連していた。