感染力強いコロナ変異株の流行実態把握を

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株の中でも、N501Y変異を有するB.1.1.7(英国株)、B.1.351(南アフリカ株)、P.1(ブラジル株)は既存株と比べ感染力が強いことが報告されている。琉球大学感染症・呼吸器・消化器内科学の金城武士氏は第95回日本感染症学会・第69回日本化学療法学会(5月7~9日、ウェブ併催)で、SARS-CoV-2変異株の迅速な同定により、早期に流行実態の把握やワクチンの効果予測を早期に行う重要性を主張。短時間で複数の変異遺伝子を同時に検出できる検査試薬についても解説した。