新規の脳梗塞治療候補薬がポジティブな結果

 昭和大学薬学部准教授の柴田佳太氏らの研究グループは、東京農工大学、バイオベンチャーのティムスと共同開発している新規の脳梗塞治療候補薬TMS-007の第Ⅱ相試験を終了し、有効性が得られたと発表した。それによると、主要評価項目である症候性頭蓋内出血の発生は見られず、血管の再開通と患者の機能回復において効果を示したという。出血などの副作用が少ない治療薬として期待される。