コロナワクチン接種後血栓症の手引き改訂

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するワクチン接種が進んでいるが、接種後に一部で発生する血小板減少症を伴う血栓症(TSS)が危惧されている。こうした中、日本脳卒中学会と日本血栓止血学会は同ワクチンに関連した疾患に対する診断や治療をまとめた手引きを改訂、昨日(6月2日)に公式サイトで公開した。TTSでは有効性や安全性のエビデンスが確立された治療法はまだ存在しないが、日常診療で遭遇した場合の対応方法を提言する目的で作成したという。